VBCブログ。第12回~西寺 郷太さん~

V.B.C BLOG

島根県の「かつべ牛」のファンで作るVBCブログ。著名なライターさんやグルメなタレントさんに実際にかつべ牛を食べて頂き、その感想を記事にしていきます

今回はゲストは、元日本代表サッカー選手で、日本を含む4カ国のリーグで活躍した小林 大悟さんから紹介して頂いた方。

音楽プロデューサーや作詞家・作曲家、文筆家 などマルチに活躍されている、西寺 郷太さんに来ていただきました!

会場はかつべ牛と和食を堪能できる『割烹おみたま』さんです。

ここからは西寺郷太さんのブログでお楽しみ下さい。

ゲスト 西寺 郷太さん

恒藤

小林大悟さんと郷太さんの最初の出会いはいつですか?サッカー選手とミュージシャン、意外な繋がりですが。

彼が大宮アルディージャに移籍した初年度でしたね。2006年の終わり頃かな。大悟がオシム監督の元で日本代表に選ばれて、A代表で出たりしてた時期で。

きっかけは僕の静岡時代からの幼馴染が、学生時代に郷太君のバンドの NONA REEVES のイベント・スタッフをしていたりして。ディスクガレージって会社でバイトでしてたんですよ。

美容師の栗田真実(マサミ)だね。

今、藤井風さんのマネジメントの河津知典さんが当時、そのマサミがバイトしていたイベンターのディスクガレージの上司にいて、

河津さん!そうだ。SHISHAMO も大成功だし、河津さんは、本当に凄いよね。

彼がミュージシャンや音楽業界の人が参加するフットサル大会を仕切ったり、音楽とサッカーの橋渡し役みたいな人だったんで。そこで輪が広がったんですよね。

そうそう。出会ってから2年くらい、2009年にノルウェーに大悟が移籍するまでは、背番号8番のオレンジのユニフォームを彼からもらって大宮に頻繁に通って応援してましたよ。今、ロアッソ熊本のヘッドコーチになってる藤本主税君とも仲良かった。懐かしいな。

プライベートでバーベキューとかもチームメイトと一緒にしてましたもんね。ノルウエーに行く時に郷太君が CD と手紙をくれたんです。郷太君の歌を聴いて郷太君や友達からのメッセージや手紙を読みながら、僕、飛行機の中で号泣したんですよ。

えー!そうなの?その話、初めて聞いた。

音楽の力って凄いなと。ノルウェーですよ。俺これからひとりでどこ行くの?って思うじゃないですか(笑)

いや、それ聞けて嬉しいわ。大悟は9歳年下なんです。歳はだいぶ離れてますけどサッカー選手は精神的にも早熟なんで、全然普通に友達として自然に付き合っていて。この前、電話が来て『仕事を頼みたい』って大悟が言うので音楽でも作るのかと思って『いいよ』って言ったら。『一緒にお肉食べる仕事で』って(笑)

『島根の美味しい肉があって』って(笑)

『そんないい話、世の中にあるの?』ってすぐ引き受けました(笑)。で、今、僕らはこうして『木場』にいる、という感じです。

恒藤
 

『割烹 おみたま』さんです。

では、郷太さん、今夜はよろしくお願いします。

この20年近く大悟と付き合って思ったのは、彼が『サッカー選手から尊敬されるサッカー選手』だということ。僕が大悟と仲良いと話すと皆、プロだったりサッカーに詳しい人ほど『大悟はレベルが違う』って口々に言うんです。玄人ほど、彼の凄さがわかるというか。

郷太君も同じような立場じゃないですか。ミュージシャンに一目置かれるというか。

いや、エリート度合いが全然違う(笑)。この前も俺のサッカー・フリークの仲間に説明されて。『郷太さん、わかってないと思うけど大悟さんは本当に凄いんですよ。東海大第一中学校、清水商業高校、東京ヴェルディ1969 って当時の日本サッカーのエリートでど真ん中です。普通のサッカー選手じゃないです』って(笑)

いやいや(笑)でも、なかなか一般的に伝わりづらいです(笑)

一般への伝わりにくさだけは一緒かもしれない(笑)。音楽も同じですけど、例えば絵を描く時、色鉛筆の色の種類が多すぎる繊細な表現より、原色だけのクレヨンのデフォルメされた絵の方が一般にはわかりやすい局面ってありますよね。写真も4Kより、プリクラの低画質で撮影した方が『盛れて可愛く見えたり』する場合があったり。

恒藤
 

最近の若い世代は15年くらい前の i Phone で撮影した低画質な写真が『エモい』と、再評価しているみたいですが。

僕もネットでその情報知りました(笑)。ともかく僕自身、音楽を作る時に無駄かもしれない歴史やバックボーンを人よりも研究して、自分の作詞や作曲の『画質』を高解像度なものにしたいとは思って続けてきました。色鉛筆多めと言いますか。リズムに関してもそうですね。元々、10代の頃はドラマーだったので、ちょっと当時のギターや鍵盤中心のソングライターの感覚とは視点が違う曲作りをしていたと思います。だからだと思うんですが、僕は90年代半ばのデビュー期の曲を今、聴いても全然恥ずかしくないんです。むしろ、2020年代の今の方が自然に聴けるグルーヴで自然に理解されやすいというか。高画質で作っていれば、それを時代に合わせてダウングレードしたりデフォルメすることは簡単なので。大悟のサッカーも視野が広い、というか他のプレーヤーの何倍もの繊細さ、時間の粒子の細かさでパスを出す位置だったり、ボールのスピードや角度、身体の使い方を計算しているな、と。それは僕みたいな素人でもスタジアムから見てわかりました。プロなら尚更なのではと思います。

恒藤
 

無理やり、「かつべ牛」と絡めますと、そんな御二方のスタンスとかつべ牛は似てる部分がありまして。勝部明美さんは、他の人がこだわらないところにこだわる面白い人なんですよ。頑固に、独自の育て方、広め方を続けてきたお肉で、そもそも出荷数が少ないんです。実際に「かつべ牛」をよく知る全国の料理人の方からは「古き良き、昔ながらの『美味しいお肉』ですね」と評価が高くて。『見たら、手にしたらすぐにわかる』と皆さんプロは仰います。素人に売るために派手に色付けしたりせずに、実際に味を求めた質実剛健のスタイルと言いますか。

それにしてもめちゃくちゃ綺麗ですけどね。正直、こんなに綺麗なお肉、僕は見たことないくらいです。あ、島根県に勝部という地域があるわけではないんですね。勝部さんという人の名前なんですね。

恒藤
 

勝部明美(あきみ)さん、会長の名前なんです。今日、実は今日おふたりと食事会です、って伝えたら「早く言ってよ。遊びに行きたかった」って会長が仰ってましたよ。ミュージシャンの方もこの企画、ゲストが多いので。

ですよね。元々ミュージシャンで、今、肉マイスターの田辺晋太郎君や、デビュー直後からのレーベルメイトでグルメなミト君も呼ばれてますよね。近い知り合いばっかりじゃないかと(笑)。3人で飲んだこともあるくらいで。次は、これまた音楽界屈指のグルメで知られるホフディランの小宮山雄飛君を誘おうと思ってるんです。

恒藤
 

雄飛さん、いいですね。カレーやレモンライス、居酒屋経営などでご自分でも飲食に関わられていますし。

そうなんですよ。僕は今、名前が出た晋太郎君やミト君、雄飛君みたいにプロフェッショナルで繊細な舌の持ち主じゃないですけど(笑)

「割烹おみたま」さんのお料理とかつべ牛を召し上がった西寺さんの反応は、また次回更新させていただきます!

西寺郷太さんプロフィール

西寺郷太(にしでら ごうた)

日本の音楽プロデューサー、シンガーソングライター、作詞家、作曲家、編曲家として知られるアーティスト。

音楽ユニット「NONA REEVES(ノーナ・リーヴス)」のボーカリストとしても活動しており、1997年にメジャーデビューを果たしました。バンドの音楽は、ファンク、ソウル、ディスコなどの影響を受け、独自のポップサウンドを展開しています。

また、バンド活動にとどまらず、多くのアーティストへの楽曲提供やプロデュースも手掛けており、特に、ジャニーズ事務所所属アーティストへの楽曲提供で知られ、KAT-TUN、V6、SMAPなどのヒット曲を手がけています。また、音楽評論家としても活動しており、マイケル・ジャクソンやプリンスなどのアーティストについての執筆や講演も行っています。

西寺郷太は、日本の音楽シーンにおいて、幅広いジャンルで活躍する多才なアーティストとして知られ、その独自の視点と音楽的才能で多くのファンを魅了し続けています。

割烹おみたま

上質な和食料理店でありながら、かしこまりすぎない雰囲気が魅力の【割烹おみたま】。当店では、店主自らが市場に出向いて確かな目利きで仕入れた、その日最も美味しい旬の食材を心ゆくまでご堪能いただけます。また、こだわり抜いた食材と匠の技が織りなすお料理は、お得な会席コースでもお楽しみいただけます。

割烹 おみたま【公式】 (owst.jp)

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